TIPSFORBOXは、ファブビレッジ京北にご依頼し、ファブビレッジ京北の指物師、吉田聖也さんに一号機を作っていただきました。
ファブビレッジ京北(Fab Village Keihoku / FVK)とは、京都市京北地域にある「森とつながるモノづくり」をテーマにしたシェア工房(工房の共有施設)で、木材を主な素材として、道具作りから家具、生活雑貨まで、様々なものづくりを実践できる拠点です。地域の豊かな森林資源を活用し、素材の源流である森と人々の暮らし、そしてモノとのつながり方を再発見し、持続可能なモノづくりを体験・探求する場所です


洗練された空間に馴染む「TIPSFOR BOX」がこの形になった理由。
「TIPSFOR BOX」の形状が現在の形に辿り着くまでには、多くの試行錯誤がありました。 当初は、寄付の使い道をその場ですぐに実感していただこうと、BOX本体にプロジェクトの詳細を詰め込む案を検討していました。
しかし、ラグジュアリーホテルをはじめとする多様な設置先や関係者の皆様との対話を通じて、まず求められているのは情報量ではないと気づかされました。大切なのは、上質な空間に静かに馴染む「高品質な木製の質感」であり、寄付の重みを肌で感じられる「中身が見える安心感」だったのです。
また、京北の豊かな木材を使い、その土地の職人さんが一つひとつ手仕事で作り上げるという「素材と技術の物語」も、私たちが決して妥協したくない世界観でした。
その結果、あえてBOX本体には「TIPS FOR ○○(地域名)」という刻印のみを施す、極めてシンプルな意匠に決定しました。具体的な支援プロジェクトについては、BOXの傍らに添えるサイン(掲示物)で柔軟に伝える。空間の美しさと、伝えたいメッセージ。その両立を追求した末に、この形が導き出されました。
現在、ファブビレッジ京北の職人メンバーの力をお借りしながら量産を進めています。HOST(設置先)を丁寧に広げていきたいと思います。

