これまで“住民や地域企業の個性”に注目し、地域の課題解決に取り組む主体を育む様々な地方創生事業の企画・運営をしてきました。事業の例としては、町の課題解決につながる公益的なビジネス・小商のアイデアを募集し、より良い事業へ発展させるための「プロジェクト相談会」や「交流会」を開催。「連携」を育みながら、それぞれの「小さな社会実験」を繰り広げていく事業があります。これまで関西を中心に、電鉄会社と連携したエリアマネジメント、地域企業振興、女性活躍推進、シティプロモーションなど、様々なテーマで各自治体の方々と実施してきました。その事業から生まれた市民のプロジェクトは、お母さんの小商コミュニティ開発や不動産会社の町づくり事業、地域企業のSDGs新商品開発など多岐にわたります。
地方創生において外部誘致は一つの手段ですが、地元の住民や地域企業が発揮し、地域に継続した主体的な関わりを生み出すことも大切ではないでしょうか?また1位だけがもらえる補助金事業や、また全員で効率的に一つのことに取り組むのではなく、多様な地域の内発性を応援できる地方創生事業は、地域に多様なインパクトを生み出していきます。
京都市でソーシャルビジネスを調査し1190社を発掘。関わった社会的事業は300を超えます。
募集後に集まる住民/地域企業のアイデアは、どれも町の課題解決やより良い発展を願ったものですが、1者では実現はできません。そのため社会性を上げ、共感と共創を生み出すプロジェクトの設計を支援しています。また支援メニューを決めすぎず、本人が望む広げ方や進め方に寄り添い、地域の得意技を持つ人たちを迎え入れながら、住民や地域企業同士で協力しあうコミュニティ形成を心掛けています。
また事業完了後、弊社が離れても自分たちで解決できるコミュニティの自走化を前提に取り組んでいます。地域のリーダーが活躍するには、リーダー以外の人材の巻き込みや応援し合うコミュニティづくりが大変重要です。
地域の様々な個性の発揮を願う自治体担当者様向けに、オンライン相談も受け付けています。お気軽にご連絡ください。
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2017年に総務省 地域創造アドバイザーに就任しました。 地域独自の魅力や価値を向上させる取組に要する経費を特別交付税措置の算定対象となる、外部専門家としてご依頼も可能です。
https://www.soumu.go.jp/main_content/000599633.pdf
前田展広
株式会社よい根 代表取締役1977年京都市生まれ。クリエイター養成スクールの運営や地域企業のCSR室長を経て、2015年に個人事務所を設立。京都を中心に社会課題解決に取り組む企業を1200社以上調査・発掘し、住民や地域企業の個性"に注目した地方創生事業も多数企画・運営。これまで100以上の企業・市民・行政との共創領域の事業開発に携わる。2024年に法人化し株式会社よい根を設立。全てが活躍する社会を願い、様々なセクターの“あいだ”で活動を広げている。
兼務:
京都市ソーシャルイノベーション研究所(SILK) フェロー
一般社団法人リリース 理事
NPO法人ぬくもり 理事