PROJECT
naranara

私の一番最初のプロジェクトはこの取組でした。大阪の八尾に本社がある印刷会社、株式会社シーズクリエイトの宮城社長にご縁をいただき、CSR室の室長を5年務めさせていただきました。最初のプロジェクトがこのnaranaraで、奈良県を中心に1年間で1000人とお話しし、奈良ならではの情報を編集。タブロイド誌を発行しました。

時期
2011年4月〜 2019年3月 
プロジェクトオーナー
株式会社シーズクリエイト
カテゴリー
調査・研究
BACKGROUND
課題意識・きっかけ
「地域の豊かさ」のためにできること

宮城社長が兼ねてからお知り合いの松村洋子さん(奈良県公認ツアーエキスパーツの会 代表)にご協力いただく前提の観光ガイドブックの企画構想があり、プロジェクトマネージャーを探されていました。お話をいただいた時に、出版物の制作や収益だけを目的にするのではなく、同時に奈良と外国人観光客の間や、シーズクリエイトにも仕組みや意義などを生み出せないかと、思案していました。

折込チラシを中心とした高い大量印刷能力をもちながらも、決まった関係性からのデータ請けでの受注が中心のため、新たな事業や営業展開を模索していました。地域の豊かさについての議論を経て、地域の課題解決や持続可能な社会をテーマにしたCSR室を設立させていただきました。

APPROACH
戦略と方針

*CSR室のプロジェクトの共通項

共創したくなる社会性を掲げる

・いろいろな人の内発性を取り込む

・生まれた関係性から新たな顧客/仕事がうまれる

 

OUTPUT/OUTCOME
実績と成果
共創事業部「CSR室」を設立

・naranaraは2012年にフリーぺーパーで創刊。累計約15万部発行

・03号から自治体の予算で発行。新たな関係性から新規印刷受注

・CSR室はプロジェクトマネージャー組織に発展

ミライ企業プロジェクトYAOLAが誕生

・編集長の赤司さんは現在、各自治体の地域メディアの事業受託などで大活躍

 

naranara HP
AFTER
その後
人の内発性から事業を形作る、という基本の型を学びました。本当に宮城社長のおかげです。松村さんのご協力をはじめ、デザイナーはUMA原田さん、編集はMUESUMの多田さんと豪華なメンバーに下駄を履かせてもらいました。

編集長をバトンタッチした赤司さんは、発行に1年をかけ、明日香村ガイドの設立のお手伝いをしたり、メニューの英語化を手伝ったりして信用を得て、明日香特集から自治体事業での発行を導きました。そこからさらに国立博物館の特別号や小型モビリティのサービスデザインなども受託。赤司さんは現在、各市町村の地域メディアを受託し、各地の住民の声でその地域に合わせたメディアを地域の方々と生み出しています。本当に立派だと思います。
佐々木さんのミライ企業プロジェクトは10年を超え、桝谷さんは産業支援機関の偉い人になっててビビります。

シーズクリエイトでは、もっと社内の巻き込みやブリッジでできたことがあったと今は感じます。CSR室はまた2024年に再始動したと聞きました。naranaraも現在お休みしていますが、発行を希望する自治体担当者さんがおられれば発行ができます。またいつか関わりが持てればと思います。

( 成果物 )

naranara ♯01
naranara ♯02
naranara ♯03
good morning nara
naranara ホームページ

( メンバーの声 )

「法人を立ち上げる事になりました~」電話口から聞こえてきた前田さんの弾ける声を聞いて胸が熱くなりました。そして2010年に前田さんと扉を開けたCSR室での様々なプロジェクトが、一瞬に脳裏を駆け巡りました。前田さん始め当時のCSR室の皆さんが、地域課題と経営課題を並行解決する為に汗を拭った経験を活かし、今尚それぞれの場で目的と課題にチャレンジし続けている姿は、とても眩し過ぎます😎㍿よい根🎵新たな出発に🥂
株式会社シーズクリエイト
代表取締役社長

宮城 正一

前田さんとはもう20年ぐらいのお付き合いになりますね。デザインスクールに勤めている時代からの先輩で、僕が株式会社シーズクリエイトに入社したのも、前田さんからいただいたご縁でした。そのご縁のお話を聞いたとき、正直何をする仕事かわかりませんでした。でも、「なんか面白そう!」と思って。シーズでの仕事、そこで出会った人たちが僕の価値観を大きく変え、社会における居場所を作ってくれました。前田さんは、よくわからないのに人を惹きつける不思議な魅力がありますよね(笑)。あと寝技が得意。これからも一緒に遊んでください。株式会社よい根、設立おめでとうございます!
公益財団法人大阪産業局
産業振興部 部長

枡谷 郷史

CSR室時代の取り組みは、さまざまな社会課題を解決するために、皆が協働しながら推し進めることができた大変有意義な時間でした。その時の活動が礎となり、現在のCHとしての活動があると感じております。それも、以前からの戦友であり同志である展広さんが声を掛けてくれたことですべてが始まりました。本当に感謝しております。これからも展広さんの活動を全力で応援しますし、また一緒にお仕事をさせて頂けるのを愉しみにしております。
CH 代表 /チャンスメーカー
一般社団法人ミライ企業協議会 代表理事

佐々木研

当時、株式会社シーズクリエイトに所属していた前田さんが立ち上げたnaranaraを、02号03号を副編集長として、04号05号は編集長として、およそ5年にわたり制作していました。なかでも、丸一年という年月をかけて作らせていただいた03号(明日香村特集)は特に思い出深く、企画からプロジェクトマネジメント全般を任せていただくも、どう作れば地域の人たちの喜びにつながるのか、何ができれば地域は元気になれるのか、答えがわからないままに、とにかく住民・関係者の方々に会いに行く、暗中模索の日々でした。

さまざまなことをうまくできない自分と向き合い、「結局あなたは何がしたいの?」と問われ続ける時間は本当に辛く、心が折れそうになることも多々ありましたが、とにかく行動し続け、数々の失敗の先でなんとか完成に漕ぎ着けたころには、気がつけば、たくさんの人に出会わせてもらった「経験」とたくさんの人たちとの「つながり」、たくさんの人たちに作らせてもらったという「感謝の気持ち」が、私の体に宿っていました。

その方法論は一見、大変なコストがかかる上に直接利益も生まないというとても非効率なものですが、naranaraをつくるという名目で100人を超える人と出会い、味方を作りながら、知らない世界にも出会える、作り手にとっての種まきのような時間となり、かつ、地域の人々が本当が伝えてほしいことを伝えることができるという、人材育成と地域の編集・情報発信を両立できる、実はとても効率的で意味深い、急がば回れを体現したプロジェクトであったと、振り返って思います。現在、奈良県や御所市、下北山村、大阪茶山台など地域のローカルメディアを編集としてお手伝いさせていただいていますが、naranaraと同じように、必ず人に会いに行って、話をして、作っています。そうする自分の土台を作ってくれたのは、間違いなく、naranaraと共に過ごした6年間でした。
合同会社imato
代表社員・編集者

赤司 研介

( プロジェクトメンバー )

naranara
編集長:前田展広 *2016年頃まで
副編集長:赤司研介 *2017年以降編集長
編集ディレクション:多田智美(MUESUM)
編集:坂本美幸/永江大/朝山貴弘(MUESUM)
アートディレクション:原田祐馬(UMA/design farm)
デザイン:西野亮介 / 廣田碧 / 津田祐果(UMA/design farm)
撮影:増田好郎
表紙撮影:秋山まどか
イラスト:ニシワキタダシ
翻訳:Bob Heffill(Quest Japan Limited)
協力:松村洋子(奈良県公認エキスパーツ)
発行人:宮城正一
印刷:株式会社シーズクリエイト

( naranara ♯01 )

2012年5月21日発行
市民との観光開発 / タブロイド誌の発行
credit
後援:奈良県 / 社団法人 奈良市観光協会 / 一般財団法人 奈良県
ビジターズビューロー/ 一般社団法人 地域づくり支援機構 /
大和郡山市観光協会 / 一般社団法人 斑鳩町観光協会
アドバイザー:松村洋子

編集長:前田展広(株式会社シーズクリエイト)
副編集長:赤司研介(株式会社シーズクリエイト)
編集ディレクション:多田智美( MUESUM )
編集:坂本美幸/永江大/朝山貴弘(MUESUM)
アートディレクション:原田祐馬(UMA/design farm)
デザイン:西野亮介 / 廣田碧 / 津田祐果(UMA/design farm)
撮影:増田好郎
表紙撮影:秋山まどか
イラスト:ニシワキタダシ
翻訳:Bob Heffill(Quest Japan Limited )
Duncan Brotherton(OOO/Ps)
発行人:宮城 正一
発行元・印刷:株式会社シーズクリエイト
〒581-0034 大阪府八尾市弓削町南1-18
TEL : 06-4801-8200 FAX : 06-4801-8222
http: //www.seeds-c.co.jp/
2012年10月30日 初版発行

( naranara ♯02 )

市民との観光開発 / タブロイド誌の発行
credit
後援:奈良県 / 社団法人 奈良市観光協会 / 一般財団法人 奈良県
ビジターズビューロー/ 一般社団法人 地域づくり支援機構 /
大和郡山市観光協会 / 一般社団法人 斑鳩町観光協会
アドバイザー:松村洋子

編集長:前田展広(株式会社シーズクリエイト)
副編集長:赤司研介(株式会社シーズクリエイト)
編集ディレクション:多田智美( MUESUM )
編集:坂本美幸/永江大/朝山貴弘(MUESUM)
アートディレクション:原田祐馬(UMA/design farm)
デザイン:西野亮介 / 廣田碧 / 津田祐果(UMA/design farm)
撮影:増田好郎
表紙撮影:秋山まどか
イラスト:ニシワキタダシ
翻訳:Bob Heffill(Quest Japan Limited )
Duncan Brotherton(OOO/Ps)
発行人:宮城 正一
発行元・印刷:株式会社シーズクリエイト
〒581-0034 大阪府八尾市弓削町南1-18
TEL : 06-4801-8200 FAX : 06-4801-8222
http: //www.seeds-c.co.jp/
2012年10月30日 初版発行

( naranara ♯03 )

2013年11月22日発行
市民との観光開発 / タブロイド誌の発行
credit
後援:奈良県 / 社団法人 奈良市観光協会 / 一般財団法人 奈良県 
   ビジターズビューロー / 明日香村 / 財団法人 明日香村地域振興
   公社 / 飛鳥京観光協会 / 公益財団法人 古都飛鳥保存財団 / 明
   日香村商工会 / 国営飛鳥歴史公園 あすかサポート共同体
アドバイザー:松村洋子
編集長:前田展広 ( 株式会社シーズクリエイト )
副編集長:赤司研介( 株式会社シーズクリエイト)
編集ディレクション:多田智美 ( MUESUM )
編集:坂本美幸 / 永江大 ( MUESUM )
アートディレクション:原田祐馬 (UMA/design farm)
デザイン:西野亮介 / 津田祐果 / 北村陽香 (UMA/design farm)
撮影:増田好郎
表紙撮影:秋山まどか
イラスト:ニシワキタダシ
翻訳:Bob Heffill(Quest Japan Limited )
   
発行人:宮城 正一
発行元・印刷:株式会社シーズクリエイト
〒581-0034 大阪府八尾市弓削町南1-18
TEL : 06-4801-8200 FAX : 06-4801-82

( good morning nara )

2014 年3月発行
市民との観光開発 / タブロイド誌の発行
credit
後援:奈良県 / 社団法人 奈良市観光協会 / 一般財団法人 奈良県
ビジターズビューロー/ 一般社団法人 地域づくり支援機構 /
大和郡山市観光協会 / 一般社団法人 斑鳩町観光協会
アドバイザー:松村洋子

編集長:前田展広(株式会社シーズクリエイト)
副編集長:赤司研介(株式会社シーズクリエイト)
編集ディレクション:多田智美( MUESUM )
編集:坂本美幸/永江大/朝山貴弘(MUESUM)
アートディレクション:原田祐馬(UMA/design farm)
デザイン:西野亮介 / 廣田碧 / 津田祐果(UMA/design farm)
撮影:増田好郎
表紙撮影:秋山まどか
イラスト:ニシワキタダシ
翻訳:Bob Heffill(Quest Japan Limited )
Duncan Brotherton(OOO/Ps)
発行人:宮城 正一
発行元・印刷:株式会社シーズクリエイト
〒581-0034 大阪府八尾市弓削町南1-18
TEL : 06-4801-8200 FAX : 06-4801-8222
http: //www.seeds-c.co.jp/
2012年10月30日 初版発行

( naranara ホームページ )

2012年2月
ホームページ制作(UMA/design farm)
about
ホームページには過去の紙面PDFデータも公開しています。googleMapで空から町を見た感じでとらえるという方法を学びました。