私の一番最初のプロジェクトはこの取組でした。大阪の八尾に本社がある印刷会社、株式会社シーズクリエイトの宮城社長にご縁をいただき、CSR室の室長を5年務めさせていただきました。最初のプロジェクトがこのnaranaraで、奈良県を中心に1年間で1000人とお話しし、奈良ならではの情報を編集。タブロイド誌を発行しました。
宮城社長が兼ねてからお知り合いの松村洋子さん(奈良県公認ツアーエキスパーツの会 代表)にご協力いただく前提の観光ガイドブックの企画構想があり、プロジェクトマネージャーを探されていました。お話をいただいた時に、出版物の制作や収益だけを目的にするのではなく、同時に奈良と外国人観光客の間や、シーズクリエイトにも仕組みや意義などを生み出せないかと、思案していました。
折込チラシを中心とした高い大量印刷能力をもちながらも、決まった関係性からのデータ請けでの受注が中心のため、新たな事業や営業展開を模索していました。地域の豊かさについての議論を経て、地域の課題解決や持続可能な社会をテーマにしたCSR室を設立させていただきました。
*CSR室のプロジェクトの共通項
・共創したくなる社会性を掲げる
・いろいろな人の内発性を取り込む
・生まれた関係性から新たな顧客/仕事がうまれる
・naranaraは2012年にフリーぺーパーで創刊。累計約15万部発行
・03号から自治体の予算で発行。新たな関係性から新規印刷受注
・CSR室はプロジェクトマネージャー組織に発展
・ミライ企業プロジェクト、YAOLAが誕生
・編集長の赤司さんは現在、各自治体の地域メディアの事業受託などで大活躍
naranara HP
宮城 正一
枡谷 郷史
佐々木研
赤司 研介