PROJECT
SILK JORNAL

SILKの報告書を8年間で3回発行しました。認定事業や人材育成塾事業以外に明確な事業を持たず、キュレーターそれぞれが働きかけていく方針をもったことで何がうまれたか、SILKのエコシステムを調査し、作成しました。

時期
2015年4月〜2024年3月
プロジェクトオーナー
公益財団法人京都高度技術研究所(ASTEM)
カテゴリー
調査・研究
BACKGROUND
課題意識・きっかけ
アウトプット・アウトカムを見える化したい

活動を振り返り、報告書を作成することになりました。SILKは認定事業と人材育成塾が主だった事業で、それ以外は決めずにソーシャル・イノベーションのクラスター化を働きかけることを目的としていましたが、その効果は見えにくいものがありました。関係先にも伝えるための事例の整理やツール化に課題がありました。

報告書作成のご依頼を受け、SILKが関与して生まれた事案や京都市内のソーシャル・イノベーションのうねりを編纂していきました。

APPROACH
戦略と方針

・報告書を一般公開した

アウトプット(成果)/アウトカム(効果)で編纂

・注目の時代のキーワードやプロジェクトを紹介

OUTPUT/OUTCOME
実績と成果
報告書を、SILK JORNALとして一般公開

・SILK JORNALは累計2万部を発行。様々な場所で配布

・SILKの取組から生まれるアウトカム(成果)を調査することができた

・SILKのソーシャルインパクトを組織内外に共有することができた

 

AFTER
その後
初号はSILK創設後1年後の2016年3月に発刊し一早くSDGsを掲載。京都市におけるソーシャルイノベーションとはどのような事案や状況を表すのかを編纂し、各セクターへ新しい価値観を伝えることを心がけました。難しいイメージのある活動2年目のタイミングでフレッシュな取組として機能できたのではないかと感じています。某私立中学では校内に張り出しがなされたり、大学等の教育の場で活用する場面もみられました。2020年にも発行し、2024年は京都市の内部資料として制作しました。
 改めてどのようなインパクトがあったのかを知る機会になりました。インパクトの見える化は重要だと再認識させられます。

( 成果物 )

SILK JOURNAL
SILK JOURNAL 2020
SILK JOURNAL 2024

( メンバーの声 )

SILK JOURNALのおかげでこれまで点でしか見えなかった企業や団体の取組が線となり、面としたうえで、整理分類して可視化されていたので、状況を理解するのにとても役立った。また、外部にSILKの取組を説明する際にも、JOURNALを活用すると相手の反応もとても良くて助かっています。
前田さんは、日頃から企業の取組を公益的な観点から捉え、後押しし、繋ぐことで、より公益性を高める取組を加速する支援者であり、俯瞰して物事を捉え、整理、可視化する優れたプロジェクトマネージャーですが、雰囲気が柔らかくて、話すと楽しい方なので一緒に仕事がしやかったです。
京都市 産業観光局 地域企業イノベーション推進室
ソーシャル・イノベーション創出支援担当

宮原崇

SILKでは2020年から、ソーシャルイノベーションに取り組む実践者にコラムを執筆いただく「SILKの研究」を一緒に立ち上げました。私がぼんやりと抱いていたアカデミックの立場から事例や気づきを発信していきたいという願いに寄り添って、提案してくれたことが本当にありがたかったです。

この企画のおかげで、実践者の方の自らの言葉で発信いただくことで共感が連鎖していく、新たなパートナーシップのあり方に気づくことができました。さらに私自身が机上だけで研究するより、具体的なプロジェクトに関わりながら実践とのあいだを行き来する実践的な研究者として探究を深めていく流れになったのも、前田さんとのお仕事や姿勢のおかげだと思っています。
SILK イノベーションコーディネーター

井上良子

私は前田展広さんを尊敬しています。
これまでのご本人の足跡や功績などは、このHPに掲載されていますのでそちらをご覧頂くとして、何よりも私が惹かれているのは、その豊かな人間性そのものです。
なので、まずは第一にぜひご本人に直接会って話をしてもらう事をお薦めします。
私は彼との時間を重ねる中で、本当に人を思いやる誠実さと愛情のある創造性の大切さを学びました。
もし全ての人類が前田展広さんと出会う事が出来たなら、その時にはきっと世界から争いが無くなると信じています。

久津間幹

( プロジェクトメンバー )

発行
公益財団法人京都高度技術研究所(ASTEM)
編集長
前田展広
編集、ライティング
柴田明(株式会社おいかぜ)赤司研介(slow culture)
デザイン
NOSIGNER / 株式会社おいかぜ

( SILK JOURNAL )

アニュアルレポートの作成
about
発行:京都市ソーシャルイノベーション研究所(SILK)
プロジェクトマネージャー:前田 展広(前田展広事務所)
編集・執筆:赤司 研介(SlowCulture)
アートディレクション:太刀川 瑛弼(NOSIGNER)
デザイン:半澤 智朗(NOSIGNER)
撮影(対談) :望月 小夜加
印刷 :株式会社シーズクリエイト
発行日:平成29年3月31日

( SILK JOURNAL 2020 )

アニュアルレポートの作成
about
発行|公益財団法人京都高度技術研究所(ASTEM)
プロジェクトマネージャー:前田 展広(前田展広事務所)
編集:柴田 明
デザイン:株式会社おいかぜ
印刷:株式会社シーズクリエイト
発行日:2020(令和 2 )年 9 月

( SILK JOURNAL 2024 )

2016年3月
アニュアルレポートの作成
about
9年間のSILKの活動レポートを編纂しました。京都市納品のため現在は公開していません。