PROJECT

かわちラボ

かわちラボ事業を準備し、実施していく中で、地域の人たちからの期待と可能性を強く感じます。少子高齢化が進む消滅可能性都市”河内長野”にとっての”希望”の一つとなれるように、
子どもを中心とした誰もが社会参加のあるまちへ向けて進んでいければと思っています。
この事業を進めるにあたって、「まちはつくるのではなく、つくられていく。」地域の人たちの内発性が発揮していくことを一番に考えているのぶさんと仕事をできることは、本当の意味で「よい」社会に近づいていけると日々感じさせていただいています。

ぬくもりと前田さんの出会いは2017年でした。河内長野市役所食堂を社会福祉法人ぬくもりが障害者の就労支援も含めた場所として運営することが決まり、その伴走支援を依頼させていただいたところから始まりました。

前田さんの伴走支援はとにかく「みんなで創る」というもので、正規非正規関わらずあらゆる人の声をポジティブに反映させるやり方でした。誰一人取りこぼさずそれぞれのもつ「らしさ」を尊重する運営の進め方に私自身が共感と感銘を受け、オンキッチンの立ち上げだけでなく、その後も社会福祉法人全体の中期ビジョンの作成・実行の伴走。またNPO法人ぬくもりでこの春に河内長野駅前商店街で立ち上がった「子ども第三の居場所事業（日本財団助成）」の立ち上げや伴走もお手伝いいただいております。

経営幹部・各部署の管理者の面談やワークショップ、各プロジェクトの相談役、全社集会のプロデュースなど、丁寧な伴走をしてくださって数年間経ちますが、そのおかげで社内でも「理解し合い、補い合い、育ち合い」の景色が確実に広がってきているのを実感しております。組織全体もそうですが、私自身も何かあればよく前田さんに相談して、心の揺れを戻したり頭の整理をさせてもらっています。私にとってはコーチのような存在です。

また、前田さんがぬくもりと関わってくれてから、河内長野のまちづくりも確実に広がりました。オンキッチンでのまちづくりイベントなどので、他業界多職種の人たちがポジティブにつながり交わることで生まれました（まちを温めるぬくもりダイアログ）。そういったイベントがきっかけでつながった人たちが、さまざまな河内長野を盛り上げる新しいイベントやプロジェクトを実行されております。

今後は前田さんと、NPO法人ぬくもりの「かわちラボ」を通じて『多職種他業界や市民がつながり河内長野を盛り上げる』だけでなく『多職種他業界や市民がつながり、まちの課題を解決していく』そんなまちラボプロジェクトを一緒に進めていき、理念に掲げる「誰もが自分らしく生きられるぬくもりある社会」に向けて邁進していきたいと思っております。