PROJECT
とよのわたし研究室

縁あって大阪府豊能町に一般社団法人こころ館をおつなぎし、女性活躍支援事業が誕生しました。毎回10数名の町民向けにプログラムを実施。何かのチャレンジを後押しできればと、個別の相談会を実施しました。活動2年間で生まれた軌跡をレポートとしてまとめ全戸配布も実施。市民団体が誕生し温かく強いつながりや活動は現在も続いています。

時期
2018年〜2020年
プロジェクトオーナー
豊能町 秘書政策課
カテゴリー
事業開発 / 伴走支援/相談会事業/調査・研究
BACKGROUND
課題意識・きっかけ
一人一人の可能性を信じる、これからの地域のあり方とは?

のせでんアートラインの繋がりで豊能町さんにご縁ができ、一般社団法人こころ館さんをご紹介したことがきっかけ事業が生まれました。

この町で暮らすひとりひとりが自分らしさを発揮して生きることができたなら、ますます個性豊かな魅力ある町になるはず。そのために、どの人の中にも必ず眠っている可能性を発見し、自分らしく生きる一歩を応援したい。町職員の想いから女性活躍を応援する事業が生まれました。

プログラムは一般社団法人こころ館が企画・運営し、弊社は事業全体のプロデュースを担当しました。

APPROACH
戦略と方針

女性活躍支援事業として事業化

町民も町職員も一緒に受講。安全な場所をつくる

人口2万人全員の自分らしさを応援

OUTPUT/OUTCOME
実績と成果
自分らしさを発揮することを応援し合う町を訴求

・3期生53名が受講。そこから市民団体が誕生

・市民団体がイベントに出店。町民460名に自分らしさ診断を届けた*2024年現在

・トヨノノ02 自分らしさレポートが全戸配布

・日本で最も幸福度が高い街2位大阪府豊能郡豊能町 *2019-2023

 

豊能町の取組み「自分らしさを応援しあう町」
AFTER
その後
子育てがちょっと落ち着いた頃に、自分のことについて話したり、深めたり、そういう機会はなかなか無いかと思います。自分を探求しそれぞれのあり方に寄り添っていくことで、強い関係性が育まれていきました。

また、プログラムを受けた方を対象に個別のプロジェクト相談会も実施しました。「とよのわたし研究室」という名称で市民団体がうまれ、事業完了後の現在も、様々な町のイベントに出店し、「自分らしさ診断」を人口3%近くにお届けするほか、実家をつどいの場として提供を始めた方もおられます。具体的なプロジェクトのかたちにならなくても、それぞれの生き方を町が応援してくれていることや、自分が生きている住んでいる場所でこういう関係性ができるのは本当に貴重だと思います。
 
「第2期 豊能町まち・ひと・しごと創生(2023年〜2027年の5年間)」にも、「お互いに自分らしさを発揮することを応援し合い、幸福度の高い町を目指す」と明記されているのは、ひょっとしたらこの事業の影響ではないかと密かに嬉しくなったりしています。みなさんとてもかわいいです。

( 成果物 )

トヨノノ02_自分らしさレポート
とよのわたし研究室
豊能町の取組「自分らしさを応援する町」

( メンバーの声 )

豊能町で受講した“わたし研究”に感銘を受けた私達。この考えを広めたいけど、その方法がわからずにいる所に救世主のように現れたのが前田さんでした。前田さんは、私達の話を丁寧に聞取り、少し頑張れば出来るアイデアを提供してくださり、私達の背中を押してくれました。そのお陰で、ただの主婦だった私達が2019年に市民団体を立ち上げる事になりました。結成から5年。ゆるく活動する私達に、前田さんは“その関係性がある事が大切”と、応援してくださいます。“私が変われば、地域が変わる”この言葉をモットーに、仲間達と共に感謝の気持ちを忘れずに、これからも“私達らしく”活動していきます。
とよのわたし研究室
代表

三好麻理子

「わたしが変われば地域が変わる」町内の女性を対象に人材育成事業講座や夢を叶えるお手伝い事業を始めたのが平成30年。受講生が市民団体「とよのわたし研究室」を創設したり、実家をつどいの場として提供したり。長年の夢を叶えた方もいます。町内ではイベントの開催が増え、年々華やいできています。前田さんの伴走支援は人と人を上手く繋げ、持続した活動を可能にしてくださいました。私は一緒に仕事ができたことを誇りに思っています。
元豊能町 女性活躍室 

南小百合

前田さんと初めてお会いしたのは2018年頃だったかなあ。確かあの時は自分たちの町で、女性活躍にかかる部署が設置された頃で、京都のmumokuteiさんのビルでした。
それからまちづくりのメソッドとしてのこころ館さんの「わたし研究」を通じて、人を育てることから始めました。大阪豊能町で始めたこの小さな試みは、「とよのわたし研究室」として、特に女性のためのまちづくりの種として蒔かれたように思います。
その後、住民によるまちづくりの提案事業「トヨノノ応援会」では、住民の「やりたい」を応援する町として、22もの事業が採択され、若い人を中心に積極的にそれも楽しくまちづくりに関わっていこうという機運が生まれるようになったと思います。前田さんと一緒になってこの頃に蒔かれた種は、今いろんなところで芽を出してますよー!
豊能町

浅海 毅

私はこれまで20年以上、Being(あり方)教育に特化したプログラムを提供し、内なる可能性を引き出す活動を続けてきました。当初は理解されにくかったのですが、前田さんの共感とサポートにより、「わたし研究室」として多くの企業や教育現場で広がり、成果を上げています。おかげさまで、人が内側から輝き、自分を最大限に発揮できる社会が少しずつ実現できていることが嬉しいです。これからも、前田さんと共に成長していきたいです。
一般社団法人こころ館
代表

松原明美

江崎 純史
ちょうどまちづくりの進め方で悩んでいた頃、のせでんアートラインでお会いし、そこから「トヨノノ応援会」や「とよのわたし研究室」といった、人々が自分らしく地域に関わるプロジェクトが広がっていきました。文化振興の取り組みでは「わからなさ?!を肯定する!!」音楽とアートのプロジェクトも実現しました。実現しちゃうんです。ほんと。
前田さんとプロジェクトをご一緒するとき、いつもすごいなと思うのは「共感」が軸にあること。”課題解決”よりも。共感的な対話や関係性を生み出すことを大切にされているからこそ、時が経ってもプロジェクトが根を張っているのかもしれません。
豊能町 

江崎 純史

( プロジェクトメンバー )

とよのわたし研究室
事業運営:一般社団法人こころ館
プロデュース:前田展広事務所
デザイン:AKAIR DESIN
トヨノノ02
企画:前田展広事務所
デザイン:株式会社大学堂

( トヨノノ02_自分らしさレポート )

2022年3月
シティプロモーション
about
発行:豊能町
制作:前田展広事務所 / 一般社団法人こころ館

( とよのわたし研究室 )

事業開発
企画・運営
一般社団法人こころ館
プロデュース
前田展広事務所

( 豊能町の取組「自分らしさを応援する町」 )

2023年3月
シティプロモーション
about
ページ企画:前田展広事務所
HP管理・運営:株式会社大学堂