PROJECT
行政担当者向け相談会

京都市ソーシャルイノベーション研究所(SILK)が生まれてから、行政担当者様向けの事業相談会を開催しています。2020年頃から定期的に市庁舎で開催し、社会的企業を様々な行政の各部署におつなぎし、事業が生まれていきました。

時期
2021年4月〜 現在
プロジェクトオーナー
京都市ソーシャルイノベーション研究所(SILK)
カテゴリー
相談会事業
BACKGROUND
課題意識・きっかけ
社会的企業と出会う機会がない

京都市ソーシャルプロダクトMAPや、これからの1000年を紡ぐ企業認定事業を開始してから、社会的企業と繋がりたい、連携したいというお声は、百貨店や大学など各方面からいただきました。行政担当者からも定期的に相談があり担当部署に訪問していました。行政の担当者は、毎年、事業公募を行いますが、新たな企業との出会いは日常ありません。2016年には京都市消費生活相談センターのご相談を受け、認定企業6社と連携したエシカル消費プログラムが誕生し認定企業との公民連携事業の可能性を認識し、定期的に様々な部署に訪問するなかで、行政担当者向け相談会のアイデアが生まれました。

 

APPROACH
戦略と方針

手段と目的を整理

オープンイノベーション設計を行った

・親和性の高い社会的企業をお繋ぎした

*写真:船岡山公園利活用トライアル事業に木村コーディネーターが建築設計事務所STUDIOMONAKAをご紹介し、不動産会社フラットエージェンシーと連携した公園利活用が進んでいる。

OUTPUT/OUTCOME
実績と成果
行政担当者向けの相談会を開催した

・これまで41部署が参加 *2022年-2023年

12件の公民連携事業が生まれた
(素材から学ぶ暮らしの学校 / 未来の西京まち結び / 脱炭素ライフスタイル京創ミーティング(KYOTOVEGAN、京都アーバンファーミング) / はあと・フレンズ・ストア / クラウドファウンディングの実施アドバイス / OISHII STREET / 船岡山公園利活用トライアル事業 / U35-KYOTO / Q都スタディトリップ / ぼくたちのこれからを語ろう 他)

AFTER
その後
様々な思いのある担当者とお会いしました。行政特有の慣習や事業の背景などわからないこともあり、SILK担当職員の方々も一緒に考えることで、正しく前提条件を捉えることができ、より良い事業アイデアがその場に生まれていきました。また、その事業が目指す未来自体を、本当に願う社会的事業者と実施することは非常にパワフルなプロセスや成果が生まれていきます。

( 成果物 )

素材から学ぶ暮らしの学校
ソーシャルプロダクトツアー
ワークショップ「ソーシャルプロダクトマップをつくろう!」
京都市ソーシャルプロダクトMAP 第二弾
Community Based Companies MAP KYOTO
U35-KYOTO で生まれた景色
ロゴ、チラシ|Q都
はあと・フレンズ・プロジェクト
OISHII STREET
Sustainable Tourism KYOTO

( メンバーの声 )

ゆるく。
前向きに物事を進めるうえで時には大事なことですが、それだけでは課題を根本的に解決できないこともまた事実。
前田さんは、ゆるく、でも課題の本質を見定めながら、必要な人を繋いだり、相談者の意識変容を促しながら伴走してくださいます。
私が相談した船岡山公園の利活用プロジェクトも、最初は単なる場所の有効活用が目的でしたが、ゆるやかにコミュニティが育まれ、今では多様な若者が集い、関係を深める場に進化しています。
ゆるく、でも確かに前に進みたい時、とても頼りになる存在が前田さんです。
京都市
京都市総合企画局都市経営戦略室 課長

葉山和則

京都市保
健福祉局障害保健福祉推進室

竹内彩香

前田さんとの仕事は楽しいです。社会の中で、人がそれぞれの役割を持ち活躍していくことを体現しているからです。
京都市の公園利活用の取り組みで、多様な分野の事業者が社会実験をするコーディネートした際には、私の感覚をいいねと言ってくれて、一緒に現場で動きながらも、手綱を引いてもらいました。
これからも前田さんとの仕事を通じて、それぞれの人が、社会との接点を持ち、そのままで活かされる社会を作り続けていきたいです。
キャリアコンサルタント
SILKフェロー

木村響子

( プロジェクトメンバー )

credit
京都市ソーシャルイノベーション研究所(SILK)
前田展広(フェロー)
木村響子(フェロー)
井上良子(イノベーションコーディネーター)

( 素材から学ぶ暮らしの学校 )

京都市消費生活総合センター エシカル消費推進事業 事業企画・運営
about
クライアント:京都市消費生活総合センター
企画・運営:一般社団法人リリース
チラシデザイン:株式会社サノワタルデザイン事務所
2015年から始まった、京都市消費生活総合センターさんのエシカル消費プログラム。
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素材から学ぶくらしの学校

私たちは、普段身につけるお洋服や、毎日食べているお野菜なんかが、どこでどんな人がどんな思いで作っているのかがわかりにくい日常があります。このプログラムでは、小学生のお子様向けに、これからの1000年を紡ぐ企業認定の方々の商品の物語をお聞きしながら素材を用い、作品作りや表現をしていきます。2017年から東京大学先端技術研究所の福本理恵講師には複数の教科を横断した料理プログラムを。特定非営利法人cobonの松浦真講師には世界を旅しながら作る商品の販売体験プログラムを展開してくれました。2019年からはNPO法人アーティストとこどもの出会いの川那辺さんが企画を担当。わたしでは思いつかない身体表現やニュース番組制作へと広がっています。

( ソーシャルプロダクトツアー )

2015年〜
ツアー企画・運営
事例)
社会的企業のお店をめぐり、商品やサービスの奥のストーリーを体感するツアーを実施しました。

2015年に京都市消費生活総合センターのエシカル消費事業の一環で実施するほか、様々な機会に社会的企業をご紹介していきました。

2024年2月には泉北ニュータウンの先進事例ツアーを実施しました。

3月にはQ都スタディトリップでコーディネートした約20社の社会的企業の声から、担当者と巡るQスポットツアーを開催し、それぞれの受け入れの工夫や事業内容を知る機会も生まれました。

( ワークショップ「ソーシャルプロダクトマップをつくろう!」 )

ワークショップ事例
事例)
消費生活相談センターとの連携で、ワークショップ「ソーシャルプロダクトMAPをつくろう!」を開催しました。

また長野県立大学ソーシャルイノベーション創出センターからの依頼で、MAPの作り方をお話しにいき、実際に2018年に発行されました。

( 京都市ソーシャルプロダクトMAP 第二弾 )

2016 年1 月24 日
社会的企業の発掘・調査。紙面の発行
about
ソーシャルプロダクトとは、消費することが“より良い社会づくり” に直結する製品やサービスのこと。京都市には、このソーシャルプロダクトを扱う企業や、社会課題解決を伴うビジネスに取り組む事業体が集まってきています。このマップでは、みなさまに“多様な選択肢” をお伝えすることを目的に、市内の社会事業者や中間支援団体の方々からヒアリングし、京都市内の総事業所数 73,391(「2014 年度版」京都市の経済調べ)の内の152 事業者を掲載。その中から各号18 の事業者をご紹介しています。
この他にも、掲載するべき事業者さまが数多くいらっしゃると思います。
ご存知の方は、ぜひお知らせください。

Credit
発行: ソーシャル・プロダクトを普及させる会
(〒604-8056 京都市中京区西六角町 99 番地 株式会社めい内)
協力: 京都市ソーシャルイノベーション研究所
ソーシャルプロダクトを普及させる会
代表 扇沢友樹|株式会社めい
小野邦彦 | 株式会社坂ノ途中
吉野慶一 | Dari K 株式会社
西村和代 | カラーズジャパン株式会社
大東利幸 | 大東寝具工業株式会社
大室悦賀 | 京都産業大学大室研究室

制作:
プロジェクトマネージャー : 前田展広
編集:赤司研介 印刷:株式会社シーズクリエイト
デザイン:サノワタル(いろいろデザイン)
発行日: 2016 年1 月24 日
social.products.in.Kyoto@gmail.com 担当 : 前田

( Community Based Companies MAP KYOTO )

2021年4月
社会的企業の発掘・調査。紙面の発行
about
新型コロナウイルスにより全世界が混乱の渦に巻き込まれ
やり場のない怒りや不安と共にスタートした2020年代。
私たちが小さくとも力強い光を見いだしたのは
このまちに暮らす一人ひとりが営む、商いの現場でした。
“希望” という言葉をビジネスと結びつけると
なんだかうさんくさく聞こえるかもしれません。
しかし、「希望の兆しを感じる企業を教えてください」と
呼びかけた私たちのもとには、
たくさんの企業名と応援の声が寄せられました。
ここに描かれた未来への兆しを、
皆で大切に育んでいけたら。
そんな思いが広がっていくことを願い、1枚の地図を作りました。

発行|公益財団法人京都高度技術研究所(ASTEM)
企画・監修|一般社団法人リリース
デザイン|AKARI DESIGN
調査|U35-KYOTO 京都の地域企業からみえる「希望の兆し」探究チーム

( U35-KYOTO で生まれた景色 )

交流会などの様子

( ロゴ、チラシ|Q都 )

クリエイティブ:一般社団法人リリース
credit
Client:Kyoto City

Director:Yukinori Sakurai
Producer:Nobuhiro Maeda,Tomoyo Hashida

WEB Designer:Akihiro Sakagami
Web Illustrator:Yuju chen
Copy Writer:Takanori Masuhara
Web Engineering Partner:Media Impact.co(Kent Miyajima,Mario Miyajima,Kiyoto Miyajima)

Contents Adviser:SPACE.inc(Rie Fukumoto)
Contents Planner(Q):Ryoko Inoue,Nobuhiro Maeda
Contents Partner(Guide Program):MIYACO.inc(Masashi Nakada,Shinya Hiraoka)

Movie Planner:Yukinori Sakurai、Tomoyo Hashida
Movie Animator:Robin Hoshino
Movie Editor:Yuju Chen
Sound Designer:Yuju Chen
Photographer:Yuju Chen
Movie narrator:Ryoko Inoue

Flyer Designer:Akari Yamamoto
Special Thanks:Miho Kazama

( はあと・フレンズ・プロジェクト )

プロジェクト開発(企業連携、事業所連携、市民協働)
about
京都市が推進する「はあと・フレンズ・プロジェクト」は、京都市内の就労支援施設のものづくりや、生産品の質の向上、販路拡大に取り組む事業です。

企業連携、事業所連携、市民協働の視点を取り入れた、製品開発、生産、販売の新しいモデル事業づくりを行い、ものづくりに励む障害のある人をはじめ、障害のある人の多様な生き方を支援しています。

HPには一部のプロジェクトを掲載しています

( OISHII STREET )

企画・運営 / ロゴデザイン
about
産学連携実態調査事業
地域密着型商店街の外国人観光客向け事業

事業運営:前田展広事務所
協力:京都三条会商店街
ツアー造成:有限会社ワックジャパン
連携:龍谷大学 政策学部政策学科 高畑重勝 ゼミ生の皆様
ロゴ、旗制作:株式会社おいかぜ

( Sustainable Tourism KYOTO )

2023.03
社会的事業の調査 / 紙面の発行
調査
京都観光モラルを推進する会

藤本 直樹( 株式会社JTB) / 西澤 徹生 (SIGHTS KYOTO) / 市川 智也 (株式会社京都春秋) / 福田 千恵子 (一般社団法人ツーリストシップ)
/本山 喜之( 株式会社 ビオスタイル) / 今津 新之助( SOCIAL WORKERS LAB) / 堀江 卓矢(京都市観光協会)/ 前田 展広( 京都市ソーシャルイノベーション研究所)
発行
株式会社JTB 京都支店
編集
柴田 明(株式会社おいかぜ)
デザイン
山本 安佳里(AKARI DESIGN) 
印刷
サンケイデザイン株式会社
協力
京都市ソーシャルイノベーション研究所(SILK) / 一般社団法人リリース / 京都市観光協会