SILKが協力する形で、様々な事業財源を活用しながらMAPを制作し、社会的事業の発掘、調査を進めてきました。事業者が取り組みを宣言するGoogleMap上での情報発信形式は、他の事業でも採用され、発信された情報は様々なセクターでの活用が広がりました。
2014年頃までの数年、京都市ではソーシャルビジネス(SB)支援事業を展開していました。社会的課題は多様化・困難化に伴い、これらの社会的課題に対して、中小企業がビジネスの視点で捉え、収益性も確保する「ソーシャルビジネス」に注目し、積極的に支援を行っていく基盤の構築を目指されていました。
そもそも、既に京都にどんなソーシャルビジネスが存在するかを調査すべく、大室教授の企画で京都市ソーシャルプロダクトMAPの企画が生まれました。その後、第二弾は消費生活総合センターのエシカル消費事業で発行。京都観光モラルの事業での発行など、その他関連部署の目的と掛け合わせながら調査・発行を広げていきました。
・実践するプレイヤーで民間の調査団体を結成
・訪問・紹介やアンケートで収集(笑っていいとも方式)
・発行テーマの象徴的事例を選定、編纂。多様なあり方を提示
・発行後に様々な情報の活用が生まれた
百貨店の仕入先情報として提供 / 大学の授業で使用 / 京都市消費生活相談センターのエシカル消費事業 / 大学生のリクルート情報として(採用決定者も) / 企業の勉強会使用 / 長野県でも同じコンセプトで発行 等…
・googleMap観覧数:165,551回
・発行を通じて、社会的企業の支援の土壌を耕やしてきた
大室悦賀
川勝美智子
井上良子
藤本直樹